モトリーフール米国本社、2020年2月19日投稿記事より

これから紹介する2つの銘柄は、配当利回りによって選ばれているわけではありません。

誰でも株式のスクリーニングを実行して、高利回りの配当支払い株を見つけることができます。

そのなかでも、鉄道のノーフォーク・サザン(NYSE:NSC)と飲料缶の製造会社であるボール(NYSE:BLL)に注目する理由は次のとおりです。

タイムイズマネー
(画像=Getty Images)

ノーフォーク・サザン

米国の鉄道は、ユニオンパシフィックとウォーレン・バフェットのBNSFが西を、CSXとノーザンサザンが東を運行するという態勢になっています。

鉄道会社は独自のインフラストラクチャを所有していますので、高い参入障壁があるといえます。

さらに、近年、これらの鉄道はすべて、Precision Scheduled Railroading(PSR)と呼ばれる一連の管理原則を採用しています。

PSRは固定された時刻表でネットワーク内のポイント間を走る列車のことです。

PSRは効果的に機能しており、鉄道の収益性に段階的な変化をもたらしているようです。

実際、ノーフォーク・サザンには、今後数年間で収益性を高める積極的な計画があります。

経営陣は、ライバルのCSXのように、今年最大40%の営業利益率を達成できると考えています。

さらに、PSRが鉄道運行の改善をもたらす場合、鉄道がトラック業界から輸送の市場シェアを獲得することができます。

特に、米国鉄道協会によると、トラックではなく鉄道を使用すると「貨物輸送に伴う温室効果ガスの排出が75%削減される」ためです。

さらに、輸送を鉄道にシフトすることで、米国納税者の道路維持費を削減できる可能性があります。

ノーフォーク・サザンは今後数十年間存在する可能性が非常に高く、配当をさらに高める可能性のある潜在的な成長ドライバーをたくさん持っています。

そして、その配当支払いはフリーキャッシュフローで十分にカバーされています。

PSRによる利益拡大の可能性、米国の経済成長に伴う売上の増加、およびトラック輸送から市場シェアを奪う鉄道の可能性を組み合わせると、ノーフォーク・サザンが長期投資家にとって魅力的な選択肢である理由は明らかです。

ボール

飲料缶の製造は、地味なビジネスです。

しかし、缶に対する潜在的な需要は不況下でも安定していることが証明されています。

そして、環境に対する消費者の関心の高まりがプラスチックからアルミニウムへの移行を促しているため、業界には成長機会があります。

特殊容器の使用による成長は、業界にとっては明るい兆しです。

実際、昨年の決算報告で、ボールCEOのジョン・ヘイズは、飲料缶の販売数量が長期的に年率4%で成長すると考えていると述べました。

それが正確な予測であるならば、同社にとって素晴らしいニュースになるでしょう。

ボールのSECファイリングによると、米国、カナダ、およびメキシコでほぼすべての金属飲料容器を製造しているのは5社のみであり、同社はこれらの国でリサイクル可能なアルミニウム飲料缶の約44%を生産しています。

通常、顧客との契約は複数年単位で行われ、缶の容量は顧客の需要に応じて構築されます。言い換えれば、資本支出は、予測される将来の収入の確実性をもって行われます。

消費者が今後数十年間、アルミ缶を飲み続けることはほぼ間違いない事実であり、ボールは安定した利益を出し続けることができるでしょう。

注目すべき株は?

今日の株価では、ボールの配当利回りは0.8%、ノーフォーク・サザンは1.8%です。

これらの数字は、現時点では低くみえるものの、長期的な利益そして配当成長を考慮すれば、手堅い投資になる可能性があります。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Lee Samahaは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、ユニオン・パシフィック株を保有し、推奨しています。